このページでは、当店が現地仕入れ・輸入・販売しているホピ・ジュエリーの作家の略歴について、簡単にご説明します。当店で取扱い中、または取扱い経験のある作家のみを掲載してあります。また、ファースト・ネーム(名)をアイウエオ順に掲載してありますので、どうぞご了承下さい。(敬称略)
ご購入の際の参考にしていただければ幸いです。
ア行
アムブローズ・ナモキ (Ambrose Namoki)
- 生年月日不詳、「太陽の額(Sun's Forehead)」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルド(組合)でジュエリー製作を学び、1991年から製作活動を始めました。
アラリック・ポリクワプティワ (Alaric Polequaptewa)
- 生年月日不詳、「太陽」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルド(組合)でジュエリー製作を学び、1991年から製作活動を始めました。
- リレイ・ポリクワプティワ(Riley Polequaptewa)の息子で、1997年にはロイ・タラヘフティワ(Roy Talaheftewa)と共同製作をしていました。
アルフ・セカクク (Alph Secakuku)
- 1939年5月21日生まれ、「蛇」母族の出身、セカンド・メサのシパウロヴィ在住です。
- 1970年代からジュエリーの製作活動を始めました。
- カチーナ・ドール作家、インディアン・ドラム演奏家としても有名です。
- 20世紀初頭の重要なホピ・ジュエリー作家、モーリス・ロビンソン(Morris Robinson)の甥にあたります。
- ホピ・アート、クラフトの後進育成にも尽力しています。
アルヴィン・ソソルデ (Alvin Sosolde)
- 生年月日は不詳。ピマ・インディアンの出身で、ジェイソン・タカラ(Jason Takala)の妹と結婚しました。
- ジェイソン・タカラ氏の伯父、バーナード・ダワホヤ(Bernard Dawahoya)からジュエリー製作を学び、1972年頃から製作活動を始めました。
アルヴィン・テイラー (Alvin Taylor)
- 生年月日は不詳、「太陽」母族の出身です。
- セカンド・メサのションゴポヴィ-、キョコツモヴィ在住です。
- 甥のミルソン・テイラー(Milson Taylor)とクリフトン・モワ(Clifton Mowa)からジュエリー製作を学び、1990年頃から製作活動を始めました。
アンドリュー・スフキー (Andrew Saufkie)
- 1946年12月12日生まれ、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 父ポール(Paul)氏、ホピ・ギルドからジュエリー製作を学び、1971年から製作活動を始めました。
- ホピ・ジュエリーのオーヴァーレイ(Overlay)製法を産み出した功労者の一人、ポール・スフキー(Paul Saufkie)の息子です。
- デザインセンスの良さと丁寧な仕事振りには定評があります 。
アンドリュー・スフキー作品の一覧は、こちらをクリックしてご参照下さい。
ウィリー・アーチー・タラヘフティワ・ダウングヌフティ (Willie Archie Talaheftewa Dawungnufti)
- 生年月日は不詳、「トウモロコシ」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 1965年頃からジュエリーの製作活動を始めました。
- ロイ・タラヘフティワ(Roy Talaheftew)a、メイナード・タラヘフティワ(Maynard Talaheftewa)の兄弟です。
- 義兄弟のテッド・ワッズワース(Ted Wadsworth)と共に、ギルドで働いています。
ウィリス・フミイェスティワ(Willis Humeyestewa)
- 生年月日は不明、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- ギルドでジュエリー製作を学び、1983年から製作活動を始めました。
- ブライアン(Bryan)、Larry(ラリー)、Jay(ジェイ)、Winfield(ウィンフィールド)らの兄弟です。
エドワード・ロマホングヴァ (Edward Lomahongva)
- 生年月日は不詳、「アカザ」(Grease-wood)母族の出身で、サード・メサのオライビ在住です。
- ホピ・ギルドにてジュエリー製作を学び、1979年頃から製作活動を始めました。
エヴェレット・アダムス (Everette Adams)
- 生年月日は不詳、「革紐 蜘蛛-熊」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ~ワルピ在住です。
- 独学でジュエリー製作を習得し、1991年から製作活動を始めました。
エルジーン・セホングヴァ (Elegene Sehongva)
- 生年月日は不詳、「トウモロコシ」母族の出身で、サード・メサのホテヴィラ在住です。
- ギルドでジュエリー製作を学び、1973年頃から製作活動を始めました。
エルシー・ヨーヨキー (Elsie Yoyokie)
- (生年不明)11月8日、アリゾナ州ベルモント生まれです。
- 元々は、ナバホの「そびえ立つ家」と「苦い水」母族の出身です。
- 夫のゲーリー・ヨーヨキー(Gary Yoyokie)と結婚して以後は、サード・メサのキョコツモヴィ在住です。
- 夫のゲーリーとホピ・ギルドからジュエリー製作を学び、1969年頃から夫婦で製作活動を始めました。
- サンタフェ・インディアンマーケット等での受賞歴が多数あります。
エルドン・カレムサ2世 (Eldon Kalemsa Jr.)
- 生年月日は不詳、「太陽の額」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 父のエルドン・カレムサ(Eldon Kalemsa)よりジュエリー製作を学び、1982年から製作活動を始めました。
- 1989年からHallmark(ホールマーク、刻印)を使い始めました。
エルマー・セタラ2世 (Elmer Setalla Jr.)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ / ポラッカ在住です。
- 1990年からジュエリーの製作を始めました。
- 独学でジュエリー製作を学び、ワトソン・ホナニーと共に製作をしていました。
エレーン・アトクク (Elene Atokuku)
- 1964年7月27日生まれ、「水」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1992年頃から製作活動を始めました。
- ジュエリー作りの他に、コイル・バスケット製作などにも長けています。
カ行
カーラ・ホナニー (Kara Honanie)
- 略歴の詳細は不明です。
- 巨匠ワトソン・ホナニー(Watson Honanie)の娘です。
ガイ・ジョシワイテワ (Guy Josytewa)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1988年頃から製作活動を始めました。
- ジェシー・ジョシワイテワ(Jesse Josytewa)、ジョー・ジョシワイテワ(Joe Josytewa)の兄弟です。
キャロル・フミイェスティワ (Carol Humeyestewa)
- 生年月日は不詳、「Masau(マアサウ)」母族の出身で、セカンド・メサ、ミションノヴィ在住です。
- 1995年頃からジュエリーの製作活動を始めました。
- ジェイ・フメイェステワ(Jay Humeyestewa)の妻です。
グリセルダ・スフキー (Griselda Saufkie)
- 生年月日は不詳、「霧(Fog)」母族。セカンド・メサのションゴポヴィ(Shungopavi)村の所属です。
- 義父ポール・スフキー(Paul Saufkie)氏は、1930年代にフレッド・カボティー(Fred Kaboutie)氏らと共に、現在のホピ・ジュエリーの主流であるオーバーレイ(overlay)製法を生み出した功労者の一人です。
- 夫のローレンス・スフキー(Laurence Saufkie)氏からジュエリー製作の手ほどきを受け、1976年から製作活動を始めました。
クリフトン・モワ (Clifton Mowa)
- 生年月日は不詳、「太陽」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1983年頃から製作活動を始めました。
- オーガスティン・モワ3世(Augustine Mowa Sr.) と テシー・モワ(Tessie Mowa) の息子で、ティム・モワ(Tim Mowa)等の兄弟です。
クレメント・ホニー (Clement Honie)
- 生年月日は不詳、「霧」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドをやめた後、父ノーマン・ホニー(Norman Honie)からジュエリー製作を学び、1991年頃から製作活動を始めました。
- ジョン・ホニー(John Honie)氏の弟です。
ゲーリー・マサウワイティワ (Gary Masawytewa)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1991年頃から製作活動を始めました。
- アーサー・マサウワイティワ(Arthur Masawytewa)の孫で、デル・フレッド(Del Fred)、ダーレン(Darren)の兄弟でもあります。
ゲーリー・ヨーヨキー (Gary Yoyokie)
- (生年不明)9月24日、ファースト・メサの生まれ、「蜘蛛」母族の出身で、サード・メサ在住です。
- 妻のエルシー(Elsie Yoyokie)と結婚後、1969年頃から夫婦で製作活動を始めました。
- サンタフェ・インディアンマーケット等での受賞暦が多数あります。
ケビン・タカラ (Kevin Takala)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサの在住です。
- 兄のジェイソン・タカラ(Jason Takala)からジュエリー製作を学び、1990年頃から製作活動を始めました。
サ行
サイラス・ジョシワイティワ2世 (Cyrus Josytewa, Jr.)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 1993年頃からジュエリーの製作活動を始めました
ジーン・プーヤウマ (Gene Pooyouma)
- 生年月日は不詳、「太陽の額(ひたい)」母族の出身で、サード・メサのホテヴィラ在住です。
- 1992年頃からジュエリーの製作活動を始めました。
- アレン・プーヤウマ(Allen pooyama)の甥であり、プレストン・モノンギェ(Preston Monongye)の伯父(叔父?)でもあります。
ジェイソン・タカラ (Jason Takala)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ村所属です。
- 伯父のバーナード・ダワホヤ(Bernard Dawahoya)からジュエリー製作を学び、1976年頃から製作活動を始めました。
- ケヴィン・タカラ(Kevin Takala)は弟です。
- 2000年サンタフェ・インディアンマーケットで、ミニチュア部門二位と三位、ベルト部門三位を受賞。その他、受賞歴が多数あります。
ジェイソン・タカラ作品の一覧は、こちらをクリックしてご参照下さい。
ジェームス・セリナ (James Selina)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1983年から製作活動を始めました。
- ロジャー・セリナ(Roger Selina)の兄です。
ジェシー・ジョシワイテワ (Jesse Josytewa)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- バーナード・ダワホヤ(Bernard Dawahoya)からジュエリー製作を学び、1982年から製作活動を始めました。
- ガイ・ジョシワイテワ(Guy Josytewa)、ジョー・ジョシワイテワ(Joe Josytewa)の兄弟です。
ジェラルド・ホンワイティワ (Gerald Honwytewa)
- 1967年10月13日、キームズ・キャニオン(Keams Canyon)生まれ、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学びました。また、ロイ・タラハフティワ(Roy Talahaftewa)等からも学び、1987年より製作活動を始めました。
- 典型的なホピ・オーバーレイ製法の他、トゥーファ・キャスト製法などにも積極的に取り組んでいます。
- 父のジェリー・ホンワイティワ・ファガード(Jerry Honwytewa Whagado)と母のマエ・ローズ・ホンワイティワ(Mae Rose Honwytewa)の息子で、パスカル・ヌヴァムサ・クワンホンヴァ(Pascal Nuvamsa Kuwanhongva)の甥です。
シェリル・ワッズワース (Cheryl Wadsworth Soohafyah)
- 生年月日は不詳、「コヨーテ」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- 1986年頃からジュエリーの製作活動を始めました。
- 夫のエディ・ワッズワース(Eddison Wadsworth Soohafyah)との共同製作も多いです。
- ベラ・タワホングヴァ(Berra Tawahongva)の姉妹でもあります。
シドニー・セカクク2世 (Sidney Sekakuku Jr.)
- 生年月日は不詳、「熊の革紐」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1968年頃から製作活動を始めました。
- ルシオン・コインヴァ(Lucion Koinva)の師匠でもあります。
ジャクソン・セクレステワ (Jackson Seklestewa)
- 生年月日は不詳、「鷲」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1970年から製作活動を始めました。
シャロン・タラウェピ (Sharron Talawepi)
2008(平成20)年7月現在、略歴は不明です。
ジョー・ジョシワイテワ (Joe Josytewa)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 兄のジェシー(Jesse)、ルーイー(Louie)からジュエリー製作を学び、1988年頃から製作活動を始めました。
- ガイ・ジョシワイテワ(Guy Josytewa)の兄弟でもあります。
ジョージ・フィリップス (George Phillips)
- 1959年2月22日生まれ、「Greasewood(アカザ)」母族の出身です。
- サード・メサのオライビ生まれで、現在はセカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 1989年からジュエリーの製作活動を始めました。
- ローレン・フィリップス(Loren Phillips)、ローデリック・フィリップス(Roderick Phillips)他、多くの兄弟もジュエリーの製作に携わる家系です。
ジョン・ホーニー (John Honie)
- 生年月日は不詳、「霧」母族の出身で、セカンド・メサの在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1972年頃から製作活動を始めました。
- クレメント・ホーニー(Clement Honie)の兄です。
スティーヴン・ソックワイマ (Steven Sockyma)
- 生年月日は不詳、「トウモロコシ」母族の出身で、サード・メサのホテヴィラ生まれ、ニューメキシコ州グロリアテ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1969年頃から製作活動を始めました。
- 1975年サンタフェ・インディアン・マーケットで一位を受賞しています。
スティーヴン・プーユーマ(プーヤマ)・クイヴァヤ (Steven Pooyouma Kuyvaya)
- 生年月日は不詳、母族も不明です。アレン・プーユーマ(Allen Pooyouma、「若いトウモロコシ」母族出身)の息子です。
- サード・メサのホテヴィラ在住です。
- 最初はホピ・クラフトで働いていました。
- 1974年からジュエリーの製作を始めました。
- 初めはホールマークにイニシャルの「SP」を使っていましたが、1977年頃から現在のような「祈祷用のボウル」(Medicine Bowl)を使うようになりました。
ステイシー・ジョシワイテワ (Stacy Josytewa)
2008(平成20)年7月現在、略歴は不明です。
ステュワート・テワウィナ・ダカワイマ (Stewart Tewawina Dacawyma)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンドメサのションゴポヴィ在住です。
- ギルドでジュエリー製作を学び、1976年頃から製作活動を始めました。
- バーナード・ダワホヤ(Bernard Dawahoya)の甥で、パトリック・テワウィナ(Patrick Tewawina)の兄弟です。
セドリック・クワニンヴァヤ (Cedrick Kuwaninvaya)
- 生年月日は不詳、「太陽の額(Sun’s Forehead)」母族。セカンド・メサのシパウロヴィ(Shipaulovi)村の所属です。
- ホピ・ギルド(組合)でジュエリー製作を学び、1976年から製作活動を始めました。
タ行
ダレル・サキヴァ (Darrell Sakeva)
- 生年月日は不詳、「トウモロコシ」母族の出身で、セカンド・メサの在住です。
- 兄のローレン・サキヴァ・クマウヌ(Loren Sakeva Qumawunu)からジュエリー製作を学び、1993年頃から製作活動を始めました。
ダーレン・サイラス (Darren Silas)
- 生年月日は不詳、「オウム」母族の出身で、ファースト・メサのシチョモヴィ在住です。
- ジョージ・フィリップス(George Phillips)から、またホピ・ギルドでもジュエリー製作を学び、1991年頃から製作活動を始めました。
- 2002年インタートライバル・インディアン・セレモニアルで、オーバーレイ・バックル部門一位を受賞しました。
ダーレン・セウェイエスティワ (Darren Seweyestewa)
- 生年月日は不詳、「コヨーテ」母族の出身で、サードメサ、ホテヴィラ在住です。
- ミシェル・ソックワイマからジュエリー製作を学び、1988年から製作を始めました。
Charleston Lewis(チャールストン・ルイス)
- 1968年頃、父 Leroy Lewis(リロイ・ルイス)と母 Carol Johns Lewis(キャロル・ジョーンズ・ルイス)の間に生まれました。Ryan Kuyvaya(ライアン・クイヴァヤ)の従兄弟。
- 「霧」母族の出身で、セカンド・メサ、ションゴポヴィ在住です。
- ホピ・シルバークラフト・コーポラティブ・ギルドでジュエリー製作を学び、1991年から製作活動を始めました。
- サン・フェイス、カチーナ、レイン・クラウド、蛇、さそり等のデザインを好んで作ります。
チャールズ・ワッズワース (Charles Wadsworth)
- 生年月日は不詳、「とうもろこし」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 父テッド・ワッズワース(Ted Wadsworth)からジュエリー製作を学び、1995年から製作活動を始めました。
チャールズ・ロロマ (Charles Loloma)
- 1921年1月7日、父レックス(Rex)と母レイチェル(Rachael)・ロロマの子として、ホピ・リザベーションのサードメサ『ホテヴィラ・バカヴィ(Hotevilla - Bacavi)』に生まれる。
- 1941~45年に従軍後、ニューヨークのアルフレッド大学に就学。
- 1954年、アリゾナ州スコッツデールに陶芸店を開業。プロの芸術家としての第一歩を踏み出す。
- その後、ジュエリー製作に並々ならぬ情熱を傾け続ける。
- 当初は、伝統的なインディアンジュエリーと比較すると非常に奇抜(時に前衛的)なデザインや素材の使い方から、否定的な評価を下されたこともあった。が、程なくして、世界中のアート界から非常に高い評価を受け続ける。
- 日本、フランスをはじめとする世界各国をまわり、行く先々の文化・芸術からインスピレーションを受け、自身の作品に積極的に反映させていった。
- 1991年6月9日逝去後も、多くのインディアンジュエリー作家たちに多大な影響を及ぼし続ける。
ティム・モワ (Tim Mowa)
- 生年月日は不詳、「太陽」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1984年頃から製作活動を始めました。
- クリフトン・モワ(Clifton Mowa)の兄弟で、トリニ・ルーカス(Trini Lucas)の夫でもあります。
テッド・ワッズワース (Ted Wadsworth)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1954年から製作活動を始めました。
- テリー・ワッズワース(Terry Wadsworth)の父親です。
- サンタフェ・インディアン・マーケット等で多数の受賞歴があります。
デュエィン・コインヴァ(Duane Koinva)
- 生年月日は不詳で、父親は Eldridge Koinva(エルドリッジ・コインヴァ)です。
- 「太陽の額(ひたい)」母族の出身で、セカンド・メサ、ションゴポヴィ - シュパウロヴィの在住です。
- 1990年から製作活動を始めました。
テリー・ワッズワース (Terry Wadsworth)
- 生年月日は不詳、「トウモロコシ」母族の出身で、セカンド・メサのションゴパヴィ在住です。
- 父のテッド・ワッズワース(Ted Wadsworth)からジュエリー製作を学び、1975年から製作活動を始めました。
デル・フレッド・マサウワイティワ (Del Fred Masawytewa)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- ギルドでジュエリー製作を学び、1991年頃から製作活動を始めました。
- ダーレン・マサワイティワ(Darren Masawytewa)の兄弟です。
トーマス・バニヤッカ2世 (Thomas Banyacya Jr.)
- 1949年生まれ、「黒熊」母族の出身で、サード・メサのキョコツモヴィ在住です。
- 叔父からジュエリー製作を学びました。
- 最初のごく短い期間、オーヴァーレイ製法でジュエリーを作っていましたが、すぐにキャスト製法に切り替えました。以後、独学でトゥーファ・キャスト製法を習得し、30年以上に渡ってジュエリー製作、メタルワークに励んでいます。
- 父親である故トーマス・バニヤッカ(THOMAS BANYACYA)氏は、ホピの預言(HOPI PROPHECY)の中に、第二次大戦中の広島・長崎への原爆投下を示唆する部分があることを解読したといわれる一派の一人です。以後、ホピの自然観、愛と調和、平和主義をアメリカ国内のみならず、世界中に伝えていきました。来日歴もあります。
トーマス・バニヤッカ2世作品の一覧は、こちらをご参照下さい。
トリニダード・トリニ・ルーカス (Trinidad “Trini” Lucas)
- 生年月日は不詳、「太陽の額(ひたい)」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- シドニー・セカクク2世(Sidney Sekakuku, Jr.)に師事し、ホピ・ギルドで製作を学び、1989年頃から製作活動を始めました。
- 妻のメリンダ・ルーカス・コンヴァ(Melinda Lucas Koinva)との共同製作も多いです。
ナ行
ネイザン・フレッド2世 (Nathan Fred, Jr.)
- 1942年5月17日生まれ、「アカザ(Grease-wood)」母族の出身で、サード・メサのバカヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学びました。また、グレン・ルーカス(Glen Lucas)、ロイ・タラハフティワ(Roy Talahaftewa) からも学び、1969年頃から製作活動を始めました。
- 父ネイザン・フレッド1世(Nathan Fred)、 母ガートルード・ダラス・フレッド(Gertrude Dallas Fred)の子で、妻はフローレンス・フレッド(Florence Fred)です。
- ジュリアン・フレッド(Julian Fred)、ペリー・フレッド(Perry Fred)、キャロライン・フレッド(Caroline Fred)の父親でもあります。
ハ行
ヴァーデン・マンスフィールド (Verden Mansfield)
- 生年月日は不詳、「革紐(ストラップ)」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 父ヴァーノン・マンスフィールド(Vernon Mansfield)からジュエリー製作を学び、1974年からジュエリー製作を始めました。
- ヴァーン・マンスフィールド(Vern Mansfirld)の兄、クリス・マンスフィールド(Chris Mansfield)の父親です。
- 2002年ギャラップ・インタートライバル・インディアン・セレモニアルで複数の受賞歴があります。
ヴァーン・マンスフィールド (Vern Mansfield)
- 生年月日は不詳、「革紐(ストラップ)」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1991年からジュエリー製作を始めました。
- ヴァーノン・マンスフィールド(Vernon Mansfield)の息子です。
パスカル・ヌヴァムサ・クワンホングヴァ (Pascal Nuvamsa Kuwanhongva)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1987年頃から製作活動を始めました。
パトリック・テワウィナ (Patrick、またはPat Tewawina)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1976年から製作活動を始めました。
- ステュワード・テワウィナ・ダカワイマ(Steward Tewawina Dacawyma)、フェルナンド・プフヘフヴァヤ(Fernando Puhuhefvaya)の兄弟です。
ブライアン・カゲンヴェマ (Brian Kagenvema)
- 生年月日は不詳、「革ひも」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 1989年から製作活動を始めました。
- ベネット・カゲンヴェマ(Bennett Kagenvema)の甥です。
ペトラ・ラムソン (Petra Lamson)
- 生年月日は不詳、「太陽の額」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 1991年よりジュエリーの製作活動を始めました。
- ペリー・フレッド(Perry Fred)の妹です。
ベネット・カゲンヴェマ (Bennett Kagenvema)、または、ベネット・カチンヴェマ (Bennett Kachinvema)
- 生年月日は不詳、「革ひも(ストラップ)」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 父リチャードとホピ・ギルド(組合)からジュエリー製作を学び、1982年から製作活動を始めました。
ベラ・タワホングヴァ (Berra Tawahongva)
- 生年月日は不詳、「コヨーテ」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- Everette Tawahongva(エヴェレット・タワホングヴァ)の息子で、Effie Tawahongva(エフィー・タワホングヴァ)やDuane Tawahongva(デュエィン・タワホングヴァ)、Cheryl Wadsworth(シェリル・ワッズワース)の兄弟です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1984年頃から製作活動を始めました。
ベンジャミン・マンスフィールド (Benjamin Mansfield)
- 生年月日は不詳、「ストラップ(革紐)」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1983年から製作活動を始めました。
ビューフォード・ダワホヤ (Bueford Dawahoya)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサ在住です。
- 1960年代よりジュエリー製作活動を始めました。
- バーナード・ダワホヤ(Bernard Dawahoya)の兄弟で、ジェイソン・タカラ(Jason Takala)の伯父にあたります。
フェルナンド・プフヘフヴァヤ (Fernando Puhuhefvaya)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1989年頃から製作活動を始めました。
- パット・テワウィナ(Pat Tewawina)、ステュワート・ダカワイマ(Stewart Dacawyma)の兄弟であり、アリス・コラテタ(Alice Collateta)の夫でもあります。
マ行
マーク・タワホングヴァ (Mark Tawahongva)
- 生年月日は不詳、「ウサギ」母族の出身で、サード・メサのホテヴィラ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1983年から製作活動を始めました。
- ベラ・タワホングヴァ(Berra Tawahongva)の息子です。
マービン・ルーカス・ナクアーヤオマ (Marvin Lucas Naquahyeoma)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- 父のグレン・ルーカス(Glenn Lucas)からジュエリー製作を学ビ、1982年頃から製作活動を始めました。
- トリニ・ルーカス(Trini Lucas)の兄弟です。
マール・セホングヴァ(Merle Sehongva)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのシパウロヴィ在住です。
- ドラン・セホングヴァ(Doran Sehongva)からジュエリー製作を学び、1989年頃から製作活動を始めました。
マール・ナモキ (Merle Namoki)
- 生年月日は不詳、「太陽の額」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1991年から製作活動を始めました。
- アンブロ-ズ・ナモキ(Ambrose Namoki)の甥です。
マニュエル・ホユンワ (Manuel Hoyungwa)
- 生年月日は不詳、「アカザ」(Grease-wood)母族の出身で、サード・メサのホテヴィラ在住です。
- サンタフェにあるインスティテュート・オブ・アメリカン・インディアン・アート(アメリカン・インディアン芸術研究所)で学び、1975年からジュエリー製作を始めました。
- 母方の叔父であるプレストン・モノンギエ(Preston Monongye)と共に製作しています。
ミルソン・テイラー (Milson Taylor)
- 生年月日は不詳、「太陽」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1976年頃から製作活動を始めました。
- アルビン・テイラー(Alvin Taylor)の甥で、ルシンダ・テイラー(Lucinda Taylor)の夫です。
- カチーナ、熊、とうもろこし、雨雲、ホピ・ビレッジなどの図柄を好んで作ります。
メリンダ・ルーカス・コインヴァ (Melinda Lucas Koinva)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- ルーカス家の家族からジュエリー製作を学び、1991年から製作活動を始めました。
- 父はグレン・ルーカス(Glenn Lucas)。夫のルシオン・コインヴァ(Lucion Koinva)との共同製作も多いです。
メルソン・ハリス (Melson Harris)
- 生年月日は不詳、「太陽の額」母族の出身で、セカンドメサ、シパウロヴィ在住です。
- ギルドでジュエリー製作を学美、1990年から製作活動を始めました。
- スターリー・ロマヤクティワ(Starlie Lomayaktewa, Sr.)の孫です。
ヤ行
ラ行
ライアン・クイヴァヤ (Ryan Kuyvaya)
- 生年月日は不詳、「霧」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 1993年からジュエリーの製作活動を始めました。
- スティーブン・プーユーマ・クイヴァヤ(Steven Pooyouma Kuyvaya)の息子です。
ライリー・ポリクワプティワ (Riley Polyquaptewa)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサ、ションゴポヴィ在住です。
- 1972年からジュエリー製作を始めました。
リッキー・クーチワイティワ (Ricky Coochwytewa)
- 生年月日は不詳、「熊」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 父のヴィクター(Victor)よりジュエリー製作を学び、1970年より製作活動を始めました。
- 母方の叔父は、テッド・ワッズワース(Ted Wodsworth)です。
リロイ・ホンヤクティワ (Leroy Honyaktewa)
- 生年月日は不詳、「ワシ」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- グレン・ルーカス(Glenn Lucas)からジュエリー製作を学び、1988年頃から製作活動を始めました。
- ジャクソン・セクレスティワ(Jackson Seklestewa)の従兄弟です。
ルーベン・スフキー (Ruben Saufkie)
- 1960年頃の生まれ、「水」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、またロイ・タラフェフティワ(Roy Talaheftewa)にも師事し、1988年頃から製作活動を始めました。
- ポール・スフキー(Paul Saufkie)とルビー・スフキー(Ruby Saufkie)夫妻の孫、ポール・スフキー2世(Paul Saufkie Jr.)とウィニー・マエ・スフキー(Winnie Mae Saufkie)夫妻の息子です。
ルシオン・コインヴァ (Lucion Koinva)
- 生年月日は不詳、「太陽の額(ひたい)」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- シドニー・セカクク2世(Sidney Sekakuku, Jr.)に師事し、ホピ・ギルドでもジュエリー製作を学び、1989年頃から製作活動を始めました。
- 妻のメリンダ・ルーカス・コインヴァ(Melinda Lucas Koinva)との共同製作も多いです。
レオン・ロマケマ (Leon Lomakema)
- 生年月日は不詳、「太陽の額」母族の出身で、セカンドメサ、ションゴポヴィ在住です。
- クリフトン・モワ(Clifton Mowa)からジュエリー製作を学び、1990年から製作を始めました。
- パーマー・ロマケマ(Palmer Lomakewa)の従兄弟です。
ロイ・ダワンユンプティワ (Roy Dawangyumptewa)
- 生年月日は不詳、「うさぎ」母族の出身で、セカンド・メサのシチョモヴィ在住です。
- 義父のマイケル・ソックワイマ(Michael Sockyma)からジュエリー製作を学び、1995年頃から製作活動を始めました。
ロジャー・セリナ (Roger Selina)
- 生年月日は不詳、「雪」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 兄のジェームス・セリナ(James Selina)、ホピ・ギルドからジュエリー製作を学び、1985年頃から製作活動を始めました。
ローレン・サキヴァ・クマウヌ (Loren Sakeva Qumawunu)
- 生年月日は不詳、「トウモロコシ」母族の出身で、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- バーナード・ダワホヤ(Bernard Dawahoya)からジュエリー製作を学び、1973年から製作活動を始めました。
ローレンス・スフキー (Lawrence Saufkie)
- 1935年生まれ。「熊」母族の出身でセカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 10代の頃、父親でありホピ・オーバーレイ製法考案者の一人でもある故ポール・スフキー(Paul Saufkie)氏からジュエリー製作を学び、1947年から製作を始めました。
- 妻グリセルダ(Griselda)さんとの結婚後、更に製作を行なうようになりました。
- 2011(平成23)年6月、交通事故により、残念ながら他界されました(合掌)
ローレンス・スフキー作品の一覧は、こちらをクリックしてご参照下さい。
ロバート・ホンワクティワ (Robert Honyaktewa)
- 生年月日は不詳、「鷲(ワシ)」母族の出身で、セカンド・メサのミションノヴィ在住です。
- ホピ・ギルドでジュエリー製作を学び、1988年頃から製作活動を始めました。
- リロイ・ホンヤクティワ(Leroy Honyaktewa)の兄弟で、ニールソン・ホンヤクティワ(Neilson Honyaktewa)の息子です。
ワ行
ワトソン・ホナニー (Watson Honanie)
- 1953年生まれで、「熊」母族の出身、セカンド・メサのションゴポヴィ在住です。
- 兄のフィリップ・ホナニー(Phillip Honanie)からジュエリー製作を学びました。またホピ・ギルドでも学んでいました。
- 1973年頃からジュエリー製作活動を始めました。※
- オーバーレイ製法を生み出した功労者の一人、フレッド・カボティー(Fred Kabotie)氏の甥です。※
- 1998、1999年サンタフェ・インディアン・マーケットでの最優秀賞受賞など、輝かしい受賞歴が多数あります。
- ※ 幼少の頃に父親が早く他界した為、伯父(叔父?)であるフレッド・カボティー(Fred Kabotie)氏らに、一時期育てられていたそうです。その頃から、既にギルドで余ったシルバー材の端切れで、イアリング作りなどを教えてもらっていたようです。ジュエリー作家としての経験と素養は、正式にギルドで徒弟となる以前の、その頃からのものということになります。
- 1985年頃、ホピ・リザベーション内のあるディーラー経営者から、シルバーと14kゴールドのコンビネーション・ジュエリー製作を勧められ、現在でも制作活動に励んでいます。
参考文献
この略歴一覧を編集するに当たっては、以下の文献・良書を参考にさせていただきました。著者・訳者の方々の偉業と努力に、改めて敬意を表します。(順不同、敬称略)
- 『Hopi Silver』 (Margaret Nickelson Wright 著、Northland Publishing)
- 『AMERICAN INDIAN JEWELRY I』 (Gregory Schaaf 著、CIAC Press)
- 『ホピ銀細工』 (マーガレット・ライト 著、仁井田重雄 訳、岡山徹 監訳、バベル・プレス)
このページは、ベアトラックの『ホピ・ジュエリー・アーティスト略歴一覧』です