ホピ族出身のスティーブ・ラランス(Steve Wikviya LaRance)氏の作品です。得意とするトゥーファキャスト製法で、ひとつひとつフリーハンドで作られています。
リング全体に施された模様は、水の流れや水面の波を表現しているのだそうです。年間降雨量が少ない乾燥した大地に住み続けるホピ・インディアンにとって、生きていく上で、また農作物を育てる為にも、水は非常に大切な物です。また、切れ目なく連続している模様は、永遠・永続製の象徴でもあるそうです。
トゥーファキャスト(Tufa Cast)製法とは・・・
トゥーファと呼ばれる軽石を鋳型に用いたキャスト製法で、砂で鋳型を作るサンドキャスト(sand Cast)製法の発展型です。軽石にデザインを彫って、溶かしたシルバーを流し込み作品を作ります。ジュエリーの表面に、軽石独特の気泡の凹凸感ある跡が残るのが特徴です。
軽石そのものが割れやすい上に、溶かした銀の熱で更にもろくなる為、同じ鋳型で2〜3個の作品を作るのが限界といわれています。それ故に手間がかかり、作り手も非常に少ない製法です。
スティーブさんが使うトゥーファは、故チャールズ・ロロマ氏が使っていた物と同じ、ホピ・リザベーション内で採掘された物だそうです。
裏面には、「HOPI」、出身の母族を象徴する「サンフェイス」(Sunface、太陽の顔)、ホピ名である「Wikviya」がフリーハンドで刻まれています。
作者名 スティーブ・ラランス (Steve Wikviya LaRance) の略歴
- 1958年、アリゾナ州フェニックス生まれ
- 父はフランス系のEd Laurence、母はホピ族「太陽」出身のRosella Albert。サードメサ、モエンコピ(Moenkipi、Moencopi、或いはMunqapi)の所属だった
- ファーストネームを元々のフランス系「LaRance」に戻す
- 父親がアメリカ軍に従事していた関係で、子供の頃はコロラド州、カリフォルニア州、グァム等に転居を繰り返していた
- 12歳の頃、ホピ・リザベーションに戻り、カチーナドールの彫り方や弓矢の作り方等を習得する
- 高校在学時から、絵画やアート全般への関心を深める
- 大理石やブロンズ彫刻家として社会人のスタートを切る
- 長男Nakotar(フープダンスの世界チャンピオン)が1989年に生まれた後、シルバージュエリー製作を始める
- 程なくして、妻Marian Denipar-LaRanceとの共同製作を始める
- セレモニー等でのインディアンドラムやフルート演奏、歌唱も精力的に行なう
- 次女はシルク・ド・ソレイユのダンサー(2016年春現在)
- 現在は、ニューメキシコ州Ohkay Owingeh(旧San Juan Pueblo)在住
- 来日歴もあり、大の親日家。好物は、キリンの一番搾りと味噌ラーメン
- Sterling Silver(スターリング・シルバー 銀純度92.5%以上)を使用しています
- 幅 13.6 x 厚さ 2.2 mm
- サイズ 21号
- この作品はハンドメイドの為、現在庫1点のみです。
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