独特の気品と高品質を誇るサファリウェアやアウトドアウェアの雄 Willis & Geiger(ウィリス・アンド・ガイガー)、かつてのアメリカ製、340 Bush Poplin(ブッシュポプリン)素材のSAFARI HUNTER / PHOTOGRAPHER VEST(サファリハンター / フォトグラファー・ベスト)です。
このベストは初期型の改良版で、右肩にしかなかったキルティング・ガンパッチ(Recoil Pad リコイルパッド)が両肩に広く施され、ペンホルダーが追加されています。(初期型については、このページ最後に掲載した、当時のカタログコピーをご参照下さい)
身長167cm、体重61kg、胸囲96cm、Levi's501やLee200でウェスト30インチ、ヘインズのアメリカンサイズのTシャツでMがちょっとゆったり目の私が試着してみました。
オックスフォード素材の長袖シャツの上から着たら、ワンサイズ大きめ、かなりゆったりめのフィット感です。デニムジャケットや厚手のセーター、フリース物の上にオーバーベストとして重ね着したら、いい感じのゆとりですね。
【 340 Bush Poplin とは・・・ 】
- Willis & Geiger社がサファリウェア用に独自開発した、1インチ(約2.5cm)あたり340本もの糸を織り上げる、高密度コットンファブリックです。
- アフリカの過酷な環境、特に獰猛な肉食のサファリ蟻の大群や蚊などの害虫から肌を守り、また撥水機能が高く雨や汗の水分を発散させるので、着心地はとても快適です。
左右の肩から胸にかけてはRecoil Pad(リコイル・パッド = ライフルのストック(銃床)の反動を吸収するキルティングパッド)が施されています。
右胸に4連のカートリッジ用ストリップ、左胸には6連のペンホルダーが縫い付けられています。
右フロントポケットにうっすらと小さなシミがあります。
左右の大型フロントポケットは、ボタン留めフラップの下と外側のハンドウォーマーが、それぞれジッパー開閉式となっています。
バックポケットにも、ボタン留めフラップの下にジッパーが施されています。
両サイドには、アジャスタブル・サイド・ウエストタブが付いています。
内側の左右腰部分にダブルボタン留めのインナーポケットが、また左胸の内側にはシングルボタン留めのミニポケットがあります。
LANDS’ END(ランズエンド)の経営傘下に入る前の、いわゆる「Pre LANDS’ END(プレ・ランズエンド)時代に生産・販売された「赤ラベル(ワインラベル)」付きで、若干のシミ、襟の裏の変色などがありますが、年式から見てもコンディションがとても良いビンテージ品です。
襟の内側に黄ばみがあります。
- サイズ : L
- 着丈(襟後ろの縫い付け~後ろの裾) 690 mm
- 身幅(左右の脇の下の距離) 630 mm
- 肩幅(左右の『肩の縫い目外端』の距離) 450 mm
- 身長167cm、体重61kg、胸囲96cm、Levi's501やLee200でウェスト30インチ、ヘインズのアメリカンサイズのTシャツでMがちょっとゆったり目の私が試着した画像をご覧下さい。参考にして頂ければ幸いです。
- カラー : Tan(タン) カーキ、ベージュ
- 素材 : 340 BUSH POPLIN(ブッシュポプリン) 綿100%
- アメリカ製
- ビンテージ品の為、現在庫は1点のみです。
- 古物商営業許可 新潟県公安委員会 上越 第461290000826号
- ご覧になる画面の特性によっては、商品の色合いが若干異なって見える場合もございます。どうぞご了承下さい。
かつてWillis & GeigerのディーラーでもあったLost Worlds(ロストワールド)のカタログコピーです。初期タイプの物で、当品とはデザイン・細かい仕様が若干異なります。
送料・代引き手数料は全国無料
お支払方法は、佐川急便の代引き「eコレクト」、クレジットカードのオンライン決済、銀行お振込み(先払い)からお選びいただけます。
詳細はこのページの一番下(ご利用案内)をご参照下さい。
【 Willis & Geiger 略歴と概要 】
- 1902年、Benjamin Willis(ベンジャミン・ウィリス)が、自身の北極探検(鉱脈探査)の為に防寒服を開発し、The Willis Companyを設立
- 1928年、実業家のHoward W. Geiger(ハワード・ガイガー)とWillis & Geiger Outfittersを設立
- アムンゼン、リンドバーグ、ヒラリー卿、アイゼンハワー大統領、ヘミングウェイ等を顧客としていた
- 20世紀初期より、ニューヨークの富裕層向け高級ハンティングショップ Abercrombie & Fitch(アバークロンビー&フィッチ)に製品供給、OEM生産を行なっていた
- 1931年、アメリカ国防省と契約し、フライトジャケット等の官給品(G-1はエディバウアーの企画・デザイン)納入を開始する
- 1930年代に、アメリカ東部の富裕層の間でアフリカ(サファリ)旅行が流行した際、サファリウェアを販売して人気となる
- アバークロンビー&フィッチの依頼により、W&G製品の代名詞ともなった「340 Bush Poplin(ブッシュポプリン)」を開発する
- Eddie Bauer(エディバウアー)のサファリウェアのOEM生産も手掛ける
- 1977年、Abercrombie & Fitchが債務不履行に陥った際、最大の商品供給元・債権者であったW&G社は事業を停止
- 1979年、海軍パイロット経験のあった元アバークロンビー&フィッチのスタッフ、Burt Avedon(バート・アヴェドン)が会社を買取り、経営を再開する
- 以後、バート・アヴェドンとSusan Colby(スーザン・コルビー)が主となって、独特で高品位な商品企画・デザインを手掛ける
- 1986年、会社の経営権をVF Corporationに売却し、アメリカ国内での生産を一時停止
- 1987年、会社の経営権をローラ・アシュレイに売却。アメリカ国内での生産は再開したと思われる
- その後、会社の経営権は日本のダーバンに売却
- 1994年、会社の経営権はLANDS’ END(ランズエンド)に売却され、ニューヨークからウィスコンシン州へ移転。カタログ通販により業績は拡大する
- 1999年、バート・アヴェドンとランズエンド側の経営方針の相違から決裂し、事業は終了する
- 現在、商標権は日本の企業が所有し、独自の規格製品、大手セレクトショップ等とのコラボレーション企画・復刻版が展開されている
- (ウィキペディア、VICE、その他の複数サイトから引用・和訳しました。年号や詳細については事実との相違が若干あるかもしれませんが、当時の公式資料が残っていない為、事実確認は困難です。ご了承下さい。)